Visual Studio CodeからDockerで作ったコンテナ内を操作する
少し前までは、Dockerで開発環境を作る場合 「ホストマシンとコンテナのディレクトリやファイルをsyncさせてコンテナに反映されるのを待ってから動作確認。」 みたいな煩わしさがありましたが、今ではほぼストレスなくコンテナに変更を加えることができます。
今回は私が一番わかりやすいと思っているVisual Studio Code(以下VSCode)でコンテナ内のファイルを直接編集する方法を紹介します。
概要
- VSCodeアップデート
- Dockerエクステンションをインストール
- 起動中のコンテナを選択し、attach
簡単すぎて説明しなくてもいい気がするほどです。
VSCodeアップデート
VSCodeは頻繁に更新されますし、Remote Development機能などは最近追加された機能なのでアップデートしておきましょう。 公式サイトはこちら。
Dockerエクステンションをインストール
Microsoftが提供しているDocker利用を便利にするエクステンションです。Preview版であることは理解の上でインストールしましょう。
起動中のコンテナを選択し、attach
次の画像の通り、GUIから直感的な操作でコンテナへ接続できます。
何がすごいのか
何よりこの簡便さが素晴らしいです。
Dockerのエクステンションは何もせずともイメージやコンテナの一覧を表示してくれますし、接続もGUI操作でよしなに接続コマンドを実行してくれます。VSCodeでコンテナを編集するために必要な準備もattach時に勝手にやってくれます。*1
気をつけることはDockerエクステンションがまだPreview版であることと、Alpineなど一部未対応のOSがあることです。*2
AlpineについてはVSCode Insider版を利用すると同様のことができます。
きっと近いうちに安定版VSCodeも対応するでしょうし、どんどんアップデートされるVSCodeから目が離せませんね。
みなさんもVSCodeで快適に便利に開発を行いましょう!
*1:どういうコマンドを実行しているかはVSCodeのTerminalから確認できますし、勉強になります。
*2:2019/08/30 時点。参考: https://code.visualstudio.com/docs/remote/faq#_what-linux-packages-or-libraries-need-to-be-installed-on-a-host-to-use-remote-development