ナガモト の blog

Full Cycle Developerを目指すエンジニアが有用そうな技術記事や、ポエムのようなよしなしごとを投稿するブログです。

RubyKaigiはテク良い、RubyWorldはエモ良い【RubyWorld Conference2019参加レポート】

RubyWorld Conference 2019に参加してきました。

RubyWorld Conferenceは初参加でしたが、参加してよかったとはっきり言えます。弊社には感謝です。

感想を一言にするならばタイトルの通り「RubyWorldはエモ良い」になりますが、せっかくなので参加してきた感想をもう少し記事に残しておきます。

RubyKaigiと全然違うのが面白い

RubyWorld Conferenceは全体の印象としてテクノロジー寄りではあまりありません。 RubyWorld Conference 2019 開催趣意書を見ればわかると思いますが、人間を無視しないプログラミング言語であるRubyが非エンジニアも無視せず、巻き込んでいく、繋げていくためのカンファレンスのように感じました。

技術的な内容のセッションもありましたが、頭が疲弊するような難易度の高いセッションが続くことはありませんでした。

想像以上のエモさ

前述のRubyKaigiとの違いや、エモい話が聞けるというのは事前に知り合いから聞いていました。 ただ、事前に聞いていても驚くほど想像以上にエモかったです。より正確に言うと想像以上に心にくる、刺さるスピーチをいくつもあったという感じです。

これまでRubyコミッターのことは高い技術力をもって淡々とRubyを改善しているクールなエンジニアのような印象を勝手に抱いていましたが、Ruby Prize 2019を受賞した糸柳さんのスピーチを聞き、相当な熱意と共に情熱的に難しい問題に取り組んでRubyを進化させているのだと感銘を受けました。

糸柳さんのスピーチに限らず、全編通してRubyとそのコミッター、そしてコミュニティへの感謝の気持ちを再認識させられました。

感情が溢れたツイートたち。

自治体の理解・後押しがすごい

オープニングセレモニーでは知事、市長、官庁ら来賓からの挨拶がありました。その内容がよくある当たり障りないお偉いさんの挨拶ではなく、Rubyという言語とその利用シーンをある程度理解した上で、今後にどんな期待をしているか、どんなサポートをしていくつもりでいるかを示してくれました。

なんと頼もしいことでしょうか。 地方では京都や福岡に勢いがありますが、松江にも可能性を感じさせられました。

来賓挨拶へのリアクション

プログラミング教育・エンジニア育成への取り組みがすごい

セッションの中で数も多く、個人的に目立っていると感じたのは教育・育成をテーマにしたものです。 DIVE INTO CODEさんのルワンダでの取り組み、高専や大学の教育に協力するモンスター・ラボさんの事例、CoderDojo Japanさんの全国的な取り組みなどのお話を聞けました。

低い敷居でほとんどの人に平等にチャンスがあるというのはプログラミングの長所だと思いますが、さらに平等に、さらに敷居を低くする活動・環境整備を進めている人がこんなにもいる。社会が良くなっているように感じました。

その他個人的ハイライト

最後に

来年も行くために、エンジニアリングを頑張って、ビジネスで数字をあげて、継続的にスポンサーできるようにしていきたいです!