MacにPlantUML + Visual Studio Codeでモデリング環境構築(OpenJDK version)
以前PlantUML + Visual Studio Codeでモデリングする環境構築の記事を書きました。 ngmt83.hatenablog.com
先月新しいパソコンに同様の環境構築をしようとして詰まったので、異なる方法をメモとして残しておきます。
なお、これらの事項については先述の過去記事をご覧ください - PlantUMLとは何か - UMLとは何か - PlantUMLをおすすめする理由
過去記事と同様に環境構築できなくなった理由
Java SE Development Kitのダウンロードにアカウント登録が必須になっていたためです。
有料というわけではなさそうですが、アカウント(Oracleプロファイル)作成のフォームで心が折れました。
必須項目を表す*が全項目にありますね…
ツールを使わせてもらうのですから、私の個人情報なんて安いものだと思いますが、勤務先の情報になると話は別です。*1
とそんな事情で他のJava Development Kitを探しました。
無償のOpen JDK
巷では「Javaが有料になった、Javaはオワコン」なんて騒がれましたが、Java全てが有料になったわけではありません。ありがたいことに無償で利用する方法も用意してあります。感謝しながら使いましょう。
Open JDKはこちらから該当のVersionをダウンロードしましょう。 jdk.java.net
この記事では2019年10月時点で最新の安定板であるJDK 13.0.1 GA Releaseを例に進めます。
Open JDK 13をインストール
この章についてはわかりやすい記事があったため、そちらを参考(ほぼ同じ)にしています。
まずJDK 13.0.1 GA Releaseをダウンロード・解凍します。するとjdk-13.0.1.jdk
というフォルダが作成されるのでそれを適切な場所*2へ移動させます。
私は標準的な配置・設定を好むのでよく用いられる/Library/Java/JavaVirtualMachines
におきます。シェルからの操作例は次の通りです。
sudo mv jdk-13.0.1.jdk/ /Library/Java/JavaVirtualMachines
java_homeコマンドから正しくOpen JDK 13が認識されているか確認できます。
/usr/libexec/java_home -V
そしてjava
コマンドで実行されるようにPATHを通します。
export JAVA_HOME=`/usr/libexec/java_home -v 13`
これでjava
コマンドが実行されるようになりました。下記のコマンドでversionまで確認できます。
java --version
Graphvizをインストール
brew install graphviz
PlantUMLをインストール
brew install plantuml
VSCodeにエクステンションをインストール
marketplace.visualstudio.com このエクステンションはとても便利なのでぜひインストールしましょう。
「option+d」でプレビューを見ることができます。
「command + shift + P」からPlantUMLコマンドを検索すると「ダイアグラムをエクスポート」できることがわかります。png画像での出力などを簡単にできます。
所感
Javaでいろんなツールが作られているのでOpen JDKといった形で無償で利用できるのはとてもありがたいです。
最近はとても複雑な状態管理をPlantUMLで状態遷移図(State diagram)に落とし込んでわかりやすくしています。モデリング言語を扱えるように勉強しててよかったなと噛み締めています。