ナガモト の blog

Full Cycle Developerを目指すエンジニアが有用そうな技術記事や、ポエムのようなよしなしごとを投稿するブログです。

PlantUML + Visual Studio Codeでモデリング環境構築

当記事ではPlantUMLを利用してモデリングを行うための環境構築をします。

PlantUMLとは

PlantUMLはオープンソースUMLダイアグラム作成用のテキストベースの言語である。*1

そもそもUMLとは

統一モデリング言語(とういつモデリングげんご、UML、英: Unified Modeling Language)は、主にオブジェクト指向分析や設計のための、記法の統一がはかられた(Unified)モデリング言語(Modeling Language)である。*2

記法が統一されており、UMLに則って記述すると誰でも(知っていれば)同じように読めるため、チーム開発で設計図を残す際は非常に便利です。

PlantUMLをおすすめする理由

  • GUIツールと比較して動作が軽い
  • テキストのため、使い慣れたエディタを使用できる
  • テキストのため、Git管理と相性がよい
  • GitHubでのPullRequestレビュが行いやすい

「テキストなので環境を選ばず軽快に読み書きでき、チームでの設計共有・管理もしやすい」ということです。

おすすめ動作環境

私はVisual Studio Code(以下VSCode)で、PlantUML extensionを利用しています。好きなエディタを使っていいですが、ペアプロにも利用できる*3ため、VSCodeをサブエディタとして使えるようになっておくと捗ります。

環境構築

macOS Mojave version 10.14.2、パッケージマネージャーはhomebrewで環境構築を行いました。

動作させるには下記の3つをインストールする必要があります。

Java SE Development Kit

Java SE Development Kit 8 - DownloadsからMac OS X x64のものをダウンロードしてください。ダウンロード後はdmgファイルをダブルクリックして指示に従うだけでいいです。

Graphviz

下記のコマンドでインストールします。

brew install graphviz

PlantUML

下記のコマンドでインストールします。

brew install plantuml

brew infoで正常に動作する状態か確認できます。何か問題があれば確認しましょう。

brew info plantuml

JREと勘違いして、JDKがインストールされていないことがよくあります。その場合は上記コマンドで「Javaが実行できない」という趣旨のエラーがでます。そのときはJDKをインストールしなおしましょう。

VSCode上の環境構築

marketplace.visualstudio.com

上記のリンクからエクステンションをインストールします。(VSCodeアプリ上のExtensionsから検索しても構いません)

f:id:ngmt83:20190203165204p:plain
PlantUMLエクステンション

VSCode上での操作例

.pumlファイルを開いているときに「option + d」でプレビュー画面が開きます。

f:id:ngmt83:20190203170654p:plain
Preview画面

画像をエクスポートしたいときは「command + shift + P」でコマンド入力を開き、「ダイアグラムをエクスポート」を実行すると画像が作成されます。

f:id:ngmt83:20190203171202p:plain
エクスポートコマンド選択画面

最後に

まずUMLについてしっかり理解したい場合は1. UMLの基礎 1 | TECHSCORE(テックスコア)がおすすめです。

PlantUMLを軽く試してみたい、記法を調べたいといった場合には下記のサイトをおすすめします。 plantuml.com

細かい記法を覚えて丁寧に書けずとも、クラス図など特に重要な図をざっと書けるようになるだけで設計の共有・レビュが捗るようになるのでおすすめです。