とある田舎のIT活用~壱岐の取り組みや変化〜
ngmt83.hatenablog.com こちらに書いた通り、サイト作成のために地元の調査をしていると、興味深い取り組みや変化に気付きました。*1
最近のものから数年前のものまで田舎も捨てたもんじゃないなと思った取り組みや変化をまとめておきます。
キャッシュレス化が進んでいる
PayPay加盟店が非常に増えていました。
正直PayPayのこと舐めてたわ。
— ナガモト (@ngmt83) April 27, 2019
20km四方の小さな田舎の島(壱岐)にこれだけ加盟店あるのホントすごい。 pic.twitter.com/7uLRQJCLXB
5日間ほど壱岐にいましたが、PayPay加盟店のみで生活することが可能なほどでした。Line Payやメルペイはコンビニでしか使えませんでした。地方も含めた国全体のキャッシュレスをもっとも進めているのはPayPayかもしれません。
壱岐市産業支援センター・Iki-Biz
簡単に説明すると、地域活性化のために地元企業のコンサル・アドバイスを行う組織です。自治体がセンター運営費を負担し、地元企業は無料で相談を受けることが可能です。零細な地元企業がそれぞれコンサルを雇うのは現実的ではないため、非常にありがたい取り組みだと思います。
センター長の募集では地方自治体が年収1200万円の求人を出したと話題になりました。
壱岐市産業支援センター・Iki-Bizセンター長 長崎県壱岐市への転職・求人情報(求人コード:3001492495)
最近はこんなイベントもあったようです。聞きたかった。
青いぜ!長崎BLUEISLANDSPROJECT
まずはこれをみて欲しいです。なかなかに衝撃的な動画です。
壱岐編もあります。
壱岐編には親戚・知り合いが映っていたので福山雅治と会えて羨ましいです。(小並感)
真面目な話をすると、自治体の動画マーケティングでも今時のバズりそうな工夫が取り入れられていて、素直に感心しました。もっとこういった動きを加速させてほしいです。
YouTuberコラボ 島まるごと使ってリアル型脱出ゲームやってみた。
動画紹介文にふるさと納税に関する記載もありますし、ふるさと納税を担当する部署が企画を進めたのでしょう。動画としての面白さがありながら、島の名所・良さを随所に見ることができる素敵な動画でした。市の企画者、おるたなチャンネルの中の人いずれも尊敬です。(何度 も行ったことがあるのにまた辰ノ島に行きたくなりました。)
株式会社LIGさんの取り組み(ゲストハウスなど)
株式会社LIGさんは今時のWEB制作会社ですが、地方創生にもとても力を入れており、注目しています。WEBメディア作成・運用のノウハウを持っているため、LIGさんが関わっているものはHPなど見栄えもよく、壱岐市にとっては心強い存在だと思います。
具体的には、ゲストハウスLAMP 壱岐島、いいオフィス壱岐、ローカル食堂などの取り組みをしています。
ローカル食堂については「東京で壱岐のものが食べられる!」と喜んで参加しました。知っていましたがとても美味しかったです。(夢中で食べている姿が写り込んでしまった)
LIG BLOGには壱岐に関する素敵な記事が多数掲載されているので、ぜひ見てください。
シバヤマさんの取り組み(WEBマーケ)
シバヤマさんは前述のLIGと縁があるようで、協力し合いながら独自の活動もしているようです。まず壱岐市で公務員やっていたのに40手前でフリーになる決断力がすごいです。今はイキテイクという会社として取り組んでおり、様々な取り組みはサイトにまとめてあります。
個人的に次の記事が好きです。
今は壱岐でロボットプログラミング教室を開くべく、クラウドファンディングをしているようです。
壱岐出身のITエンジニアとして力になりたいところではありますが、ロボットに知見を持たず歯痒い思いをしています。とりあえず少額ながら支援させていただきました。
壱岐イルカパーク&リゾート
イルカメインの小規模な屋外水族館くらいの運営をしていたイルカパークがリニューアルされました。まだまだ計画の途中段階のようですが、つい先日のオープンでは、素敵なカフェが併設されているのを確認できました。VERY FANCYというパンケーキで有名なお店が共同のようです。ついに壱岐でもおいしいパンケーキが食べられるようになったのですね!
実際に行ってみたところ、イルカと触れ合うアクティビティが一新されており、ぜひやってみたいと思いました(当日はあいにく雨天のため断念)。カフェは非常にオシャレで快適でした。子供が遊ぶのを見守ったり、アクティビティまでの空き時間を過ごすのにはもってこいです。連休ということで人がたくさんのためパンケーキはいただけませんでしたが、とても美味しそうでした。
最後に
地元贔屓かもしれませんが、なかなか面白い取り組みをしていて少し誇らしい気持ちになりました。私自身もいつか地元に貢献できるようにもっとエンジニアとしての技術力を向上させていきたいです。 壱岐も私も頑張れ!
*1:アドベントカレンダーに全く間に合ってなくて情けない・・・