転職活動中にかけられて嬉しかった言葉
退職・転職エントリや、エンジニア流出に繋がるアンチパターンといった良くない例にまつわる情報はかなり出回ってきたように思います。
また、採用担当者向けのノウハウも情報が出揃ってきたように感じています。
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それらとは違った個人視点のポジティブフィードバック(転職活動中にかけられて嬉しかった言葉)を理由と共に書き残しておきます。
嬉しかった言葉たち
- ぜひ一緒に働きたい
- 転職したくないように見える
- ブログ見たよ
- 個人的なアドバイスなんですが〜
- 希望する金額でオファーが出せない可能性があります
- Xという理由でオファー金額をあげました
- スプラトゥーン好きなの?うちにも好きなエンジニア何人もいるよ
- うちはいつでも歓迎ですよ
- 元同僚の言葉
ぜひ一緒に働きたい
当たり前ですがやはり嬉しいです。
さらに一緒に働きたいと考える具体的な理由が添えられているとより嬉しいです。具体的な理由としては、期待する役割や入社後に活躍するビジョン、組織文化のフィット感などがありました。
個人的な感覚ですが、単なる採用担当者の言う「内定を出したいと考えています」と、入社後に近しいポジションのメンバーが言う「ぜひ一緒に働きたい」とでは後者のほうが断然嬉しいです。
転職したくないように見える
できることなら転職せず中長期的にキャリアを形成と事業へのコミットを継続していきたい。そういった企業を希望している。
という私の意図を汲み取ってもらえたことが「転職したくないように見える」という言葉から伝わり、とても嬉しく感じました。
私の職務経歴は明らかにジョブホッパーのそれです。自業自得ではありますが、中長期的にコミットしていきたいという意図を汲み取ってもらうのは難しく、それが達成できると非常に嬉しいのです。
ブログ見たよ
単純に頑張って書いているブログを見てもらえるのは嬉しいです。また、時間を使ってブログを確認するという行為が自分という候補者に対して向き合っていることの証明でもあり、とてもありがたいです。
ブログに書いてある記事を見たからと、質疑を効率的に進めることもできたので、その面接ではとてもいい体験をしました。
個人的なアドバイスなんですが〜
「面接の評価とは一切関係ないけれど」と前置きをした上でアドバイスを受けたことがあります。シビアな言葉、優しい言葉色々ありましたが真剣に考えてもらえたからこそのアドバイスでした。転職活動における貴重なフィードバックでもあるため、自分のためになる嬉しい言葉でした。
希望する金額でオファーが出せない可能性があります
私は事前にレジュメに希望最低年収を記載していました。もちろん不足するオファーを出されること自体は望ましくありません。しかし、選考を通して想定よりオファー金額が下がる*1ことがありうると思います。その際に選考中でも早い段階で正直に共有してもらえるのはありがたいです。
詳しい事情を聞くことでフィードバックをもらえたり、場合によっては先に辞退して余計な時間を節約することができたりします。選考を最後まで終えてから何も言わず不足するオファーを出されるよりはよっぽど良いです。
Xという理由でオファー金額をあげました
金額が上がったらそりゃ嬉しいでしょ。と思われるかもしれませんが、それだけでは手離しで喜べません。自身の実力や期待値がミスマッチすることは望ましくないです。 例えば単に他社のオファーを上回るために上乗せしてくるのは少し危険だと感じます。出し惜しみして後出しジャンケンをする企業は信頼しにくいですし、過度な期待を受けて入社しては不幸になる可能性も高まります。
どういった経緯・判断をして上乗せしたかを教えてもらえるなら、それはオープンでいいと思いますし、納得できる理由であれば素直にガッツポーツできます。(心の中です)
スプラトゥーン好きなの?うちにも好きなエンジニア何人もいるよ
こんなTシャツを来ていたら、面接の途中で役員に言われました。フランクに会話できる雰囲気が嬉しいし、服装までしっかり見るし、役員がエンジニアメンバーのことをちゃんと把握していることも伝わりました。 スプラトゥーン仲間がいるということもシンプルに嬉しかったです笑
うちはいつでも歓迎ですよ
こんなツイート*2をしてしまった後にTwitterで繋がっていた一度内定を辞退した企業の採用担当者からメッセージを受けました。 それだけの気持ちを持って内定をくれていたこと、その後も気にされていること、どちらも光栄に感じました。また、この企業は採用活動に本当に力を入れていてすごいと感心させられました。苦渋の選択をし、泣く泣く辞退した内定を後悔しているアカウントがこちらになります。
— ナガモト@Glideエンジニア (@ngmt83) July 23, 2019
普通こんなことないけど、弱っているな自分。
元同僚の言葉
先のツイートを受けて元同僚がくれたリプライはとても嬉しかったです。
エンジニア採用をメインの仕事としているのですが、自分も一瞬「なんだこいつ」と思うでしょう。しかし、激烈な転職市場と内定の妥当な理由があれば「そういうこともあるやな...」って思うかなと思います。
— 星 直史@ピクスタの温泉番長 (@NaoshiHoshi) July 23, 2019
(とはいえ、心象に依るとは思いますが...)
つまり、ノーチャンではありません!!
ざっくり求人だしてる時に2パターンあって、「このポジションに N 人ほしい(N はメチャ少なく、回答期限が極端に短いケースはこれのことが多い)」、「良い人が居れば取れるだけ取りたい(枠という概念が実質無い)」で、もし後者なら事情話せばなんの問題もなく行けると思う。前者だと枠次第やね。
— 雀巽(じゃくそん) (@necojackarc) July 23, 2019
「どんまい、がんばれ」のような精神的な応援だけではなく、実際の経験・知識に基づいていてとても納得感がありました。
最後に
整理してみると
- 自分の伝えたいことが伝わること
- 誠意を持って向き合ってもらうこと
これらが重要で嬉しく感じるのだと思いました。なんだかんだコミュニケーションの基本ですね。(ただし簡単ではない)
あと元同僚のありがたみを強く感じましたし、ジョブホッパーだろうがなんだろうが当たり前に同僚は大切したほうがいいし、SNSでもなんでも繋がり続けておきたいと思いました。