ナガモト の blog

Full Cycle Developerを目指すエンジニアが有用そうな技術記事や、ポエムのようなよしなしごとを投稿するブログです。

Rails Developers Meetup 2019 Day1 参加レポート

Rails Developers Meetup 2019が始まりました。楽しみすぎて事前にブログを投稿してしまっていた*1のですが、期待通りいや期待以上にいいカンファレンスだというのが正直な感想です。

2日間開催されますが、ボリュームが半端なく、2日終わってから参加レポートを書いていてはいつ書き終わるかわからんと思ったので、ざっくりとDay1分を早速書きました。聴講したセッションに関しての簡単な感想だけです。 聴講したセッションは次のとおり。

  • "Ask Me Anything" by DHH
  • スポンサートーク
  • アプリケーションを作るときに考える25のこと
  • 少人数でサービスをすばやく開発するためのRails活用事例
  • CSSの技術的負債との向き合い方
  • 万葉のRails新人研修のコードレビューコメントを分析してみました
  • 7年目を迎えたRailsアプリケーションの傾向と対策
  • 毎日の開発に役立つRailsプラグインづくりの秘訣
  • まだ40代後半のプログラマの話、あるいは50代プログラマについて考える

"Ask Me Anything" by DHH

英語のセッションで英語力うんちの私にはしっかり理解はできませんでした。しかし、多くの英語できるマンがツイートしてくれていたので、それで大枠はつかめました。togetterにまとめているので気になる方はどうぞ。 togetter.com

特に印象に残ったのは「モノリスが辛いんじゃなくて、綺麗でないコードが辛いだけだ。まずは綺麗に書き直そう」(意訳)です。

スポンサートーク

Oracleさん、Reproさん、STORES.jpさん、Speeeさんスポンサーありがとうございます。感想はこんな感じです。

ツイートにはないですが、Speeeさんの代打登壇の方の次の言葉はとても印象的でした。

かっこいいエンジニアの活動を伝えたい

コードをかけない人の中でもっとも技術に貢献する人になりたい

私はこの人をかっこいい人だと思いました。

アプリケーションを作るときに考える25のこと

「価値はあるけど難しいものに取り組もう」「Railsの使いどころ」「gemを使いこなそう」「gemはこう探そう」など盛りだくさんな内容でした。gemに関しては様々なものが紹介されていました。資料が公開され次第改めて確認したいです。

「2004年から蓄積された社内記事が読めるという福利厚生があります」という発言がとくに面白く、それは実際に魅力的だし、それを断言できるだけのドキュメンテーション文化はすごいと思いました。

少人数でサービスをすばやく開発するためのRails活用事例

「エンジニアの人件費が一番高い。Paasにお金をかけてお任せする」というのはまさにその通りだと思いました。また、Angular + IonicでPWAしてるし、サーバーはRailsだし、福岡オフィスがあるし、ピクシブさんむっちゃ面白そうだ!と思いました。

CSSの技術的負債との向き合い方

まさにCSSの負債に困っていたので聴講しました。CSSRailsなどと同様に応急処置的な施策と、根本的解決のための施策を地道にやっていくしかないんだなと思いました。チームで話し合う際にはまずみんなでこの資料を見たいです。

万葉のRails新人研修のコードレビューコメントを分析してみました

コーディングスタイルの基礎訓練、用語認識のすり合わせ、初心者の発想を広げるセルフチェック、暗黙知の価値観に基づいたレビュなど、わかりやすい良いレビュをするためのヒントをたくさんもらえました。研修プログラムの公開もそうですが、研修からのフィードバックを公開し、コミュニティに還元する万葉さんの姿勢はほんとに素晴らしいです。

歴戦のエンジニアはよく直面する難しい問題に自分の回答を持っていて、すぐ答えられるのがかっこよかったです。これぞプロフェッショナル。ちなみにタイトルは雑ですが、セッションは非常にわかりやすくダークローンチしてみたいと思いました。

7年目を迎えたRailsアプリケーションの傾向と対策

レールを外れる時いかにうまく外れるかというときの具体例を提示されており、非常にわかりやすかったです。セッション中に紹介された参考記事はすべて永久保存版の素晴らしい記事なので、Railsでレールを外れる前にみておきましょう。

毎日の開発に役立つRailsプラグインづくりの秘訣

gemの名前もスライドもジョジョだらけでした。松田さんがジョジョ好きだということが言葉でなく、心で理解できました。

まだ40代後半のプログラマの話、あるいは50代プログラマについて考える

エモかったです。年齢を重ねた時の生々しいつらみを述べつつも、いかに戦っていくか(戦わないか)も複数の例で説明されてわかりやすかったです。圧倒的な実力で倒せるようになりたいです。

また、序盤に「他人の人生は参考にならない」といっていて、ちょうど先日の引退会見でイチローが話していた内容と被っていたこともあり、心に強く突き刺さりました。

あくまでも秤(はかり)は自分の中にある。

それで自分なりに秤を使いながら、自分の限界を見ながら、ちょっと超えていくを繰り返していく。

イチローの引退会見を文字起こししてみた - 俺の遺言を聴いてほしい より

最後に

Day2も楽しみです。楽しみましょう!